

静岡駅から東海道本線で2駅、駿河湾に面した港町、用宗。
海と山が織りなす美しい風景と細い路地が続く街並みは、
ゆったりとした時間が流れ、どこかノスタルジックな雰囲気が漂い、
訪れる人々を魅了しています。


この地で、クラフトビールの醸造に情熱を燃やす「West Coast Brewing」。
全国のビアファンを唸らせている話題のブルワリーです。



アメリカ・シアトル出身の代表
のデレック・バストンさんは、
日本留学中の経験に深く胸を打
たれ、20代前半で静岡に移住。
建築家として活躍する中で蒸留所の設計依頼を受けたことをきっかけに、設計に携わる中で日本の酒類製造や免許制度に詳しくなり、独学で勉強。
「母国で飲んでいたようなビールを、大好きな日本にも広めたい」
という想いから2017年にビアパブ「12」をオープン、
そして2019年に「West Coast Brewing」を設立しました。

富士山を遠くに望める、
用宗の海沿いに位置する
ブルワリー。


老朽化したマグロの加工場をリノベーションした建物もまた、デレックさんが手掛けています。
目の前には港町の日常を切り取ったような、のどかな風景が広がり、爽やかな潮風を感じます。
使用するホップはアメリカやニュージーランドから輸入。
一般的なドライ状態ではなく、より品質を高く保つことができると言われるペレットタイプを冷蔵した状態で仕入れ、惜しみなく使うなど、こだわりが随所に詰まっています。
醸造に適した純度の高い地下水がまた、ビールの味わいを磨いています。




「West Coast Brewing」のビールの特徴は、
しっかりとしたホップの香りと強炭酸。

静岡の豊かな資源と
アメリカの最新のノウハウ、
そしてブルワーの多彩な技術が、
「心を満たすビール」を作っています。

こだわりは、遊び心あふれるラベルにも。
500mlの大きな缶をキャンバスに、想像力を掻き立てるキャッチーなデザインがあしらわれたラベルは、
クラフトビールの背景を疑似体験として強く共感してもらうため、ストーリー仕立てにしています。



ブルワリーに併設するタップルームで
は、鮮度抜群のビールを楽しむことがで
きます。
天然温泉「用宗みなと温泉」も隣接。お
風呂上がりに潮風を感じながらの一杯は
格別。
「West Coast Brewing」の情熱溢れる
仲間たちに会いに、ぜひタップルームに
も遊びに行ってみてください。



オレンジやパイナップルのような果実味いっぱいの口当たり。熟れたメロンのような風味が徐々にあふれ出し、ウッディーな余韻が後に訪れる。甘さと苦さのバランスを追求したWest Coast Brewing初醸造ビール。