自然と一緒に「皮ごと食べられる果実」をつくる
扇屋農園の水野さん家族は、「木から落ちた実や葉は自然に帰り、豊かな土壌を作る」という自然の循環を大切にしています。剪定で出る木や摘果した実はミネラルたっぷりの肥料となり、生き生きと広がる多品種の雑草に住むカエルやクモは、人間が害虫と呼ぶ虫を食べてくれるなど、生物の関わりあいを感じる農園です。安心して皮ごと果実を食べる人々の笑顔を思い浮かべながら、自然と一緒に果樹を育てるステキな扇屋農園さんの果実をぜひ食べてみてください。
扇屋農園のある長野県松川町は、雄大に広がる中央アルプスと南アルプスに囲まれた南信州の里山です。果樹園が多く、「くだものの里」と呼ばれています。
扇屋農園では、りんごや梨、桃など19種類の果物と、季節の果実のジュースやジャムを作っています。直売所では、果物のほか、旬のお野菜もたくさん並べられています。
ぜひ、のんびりと松川町の扇屋農園を訪れてみることをおすすめします。
何度でも行きたくなる場所です。
冬は直売所はお休みです。
- 扇屋農園は、いまは亡き祖父がりんごを植え育て、祖母が農園を守り続けてくれたことから始まります。その後、父母、そして僕らへと受け継がれ育ったりんごの木は、樹齢40年を超えるものもあります。なににつけても年をとると深みが増すとぼくは思います。りんごの木も同じです。
若い木に成る実も良いですが、年を重ね落ち着いた木に成る実はやはり美味しいです。
そんな古木をこれからも大切にし、次に手渡していけたらと感じています。農業を楽しみながら、この仕事に身を置ける環境に感謝しながら、心を込めて美味しい果樹を作り続けます。
扇屋農園自慢のラ・フランス。届いたら、追熟してからお召し上がりください。果実上部を指先で軽くタッチして、やや柔らかく感じた頃がおすすめです。とろけるような香り、甘み、酸味のバランスをお楽しみください。