

水路と京都近代文化の先駆け
京都岡崎地区は、京都国立近代美術館、府立図書館等の文化施設、平安神宮や南禅寺、岡崎神社等の宗教施設、岡崎公園の前を流れる疏水等、「水路と京都近代化の先駆け」という基軸で平成3年に都市景観100選に選定されました。平成27年にも文化財保護法に基づく「重要文化的景観」にも選定されるなど、その閑静な町のたたずまいが人々を魅了しています。
六盛は、その岡崎地区で明治32年に創業し、以来京料理一筋に歩み続けています。「自分の目の届く調理場で作ったお料理しかお出ししたくない」という気持ちを大切に、頑なに一店舗主義を貫き、心のこもったおもてなしと料理でお客様をお迎えしている名店です。

京の夏の風物詩「鱧」
昔、京都では祇園祭の時期になると、商家に取引先がお中元の挨拶に鯖寿司を持参し、あいさつを受けた商家は、手土産に鱧寿司を返したそうです。鱧は梅雨の雨を飲んで美味くなると言われており、梅雨のあける7月になると脂が乗り始め旬となります。
六盛の職人が毎朝市場で厳選した極上の鱧を丁寧に骨切りし、ふっくら柔らかい状態に仕上げました。脂がのった旬の鱧は旨味が凝縮されていますので、湯引き程度にさっとくぐらせ、さっぱりとした自家製ポン酢にお好みでネギやすだちを加えてお召し上がりください。また、湯葉のとろとろ・麩のもちもちとした食感もあわせてお楽しみいただけます。
大皿に鱧、椎茸、ネギ、生湯葉を盛った状態で、自家製のポン酢やおだしと共にお届けしますので、箱を開けてすぐにお召し上がりいただける便利なセットです。来客のある日や、特別な日の食卓に是非ご利用ください。
- 歴史が映える閑静な京都岡崎の地で、明治32年の創業から京料理ひとすじに時を重ねております。120名様を一堂にお迎えする大広間から大小の個室まで、それぞれに趣に満ちた和と洋の設えをお支度してお客様の想いにおこたえしております。
和みのお席で京都ならではのおもてなしに、語らいはずむひとときをお過ごしいただければと願っております。京千年の時が磨き上げた伝統の味をじっくりとご賞味いただければ幸いです。
(京料理 六盛 主人 堀場弘之)
丁寧に骨切りした厳選の活け鱧が主役の鍋セット。脂がのって、ふっくら柔らかい旬の鱧をさっと「だし」にくぐらせ、凝縮された旨味をお楽しみください。湯葉のとろとろ・麩のもちもちした食感とも相性抜群です。