昭和2年創業の栗菓子店
若菜屋は昭和2年、京都千本丸太町で創業しました。全国的に栗の産地として有名な丹波篠山の出身であった創業者が、丹波園部で300年続いた菓子屋の娘と結婚し、その名産である栗を使った和菓子を作り始めました。本店のある千本丸太町は、京都では西陣と呼ばれる地域の南方にあたり、平安時代には政治の中枢「大極殿」として栄えていた由緒ある地域です。
代表銘菓「栗阿彌」
代表銘菓「栗阿彌」は50年ほど前に、当時の社長が懐石料理の八寸として出た「栗の渋皮煮」をヒントに試行錯誤して作り上げました。手作業で一つ一つ硬い皮をむき、渋皮のひげをとり、栗が割れないように煮て、蜜に漬け、仕上げにグラニュー糖をまぶした野趣豊かな味わいの素朴なお菓子です。日持ちも良く、手土産としても喜ばれる逸品です。
- 京都伝統の栗菓子店として、栗を使った京都らしいお菓子を提案しております。大粒の栗を使った「栗納豆」、天津栗を甘納豆にした「栗子点心」などの甘納豆をはじめ、ようかん、焼き菓子などでも栗をふんだんに使った商品を多数取り揃えております。お客様に満足いただけるおもてなしの気持ちが伝わる店づくりに努めておりますので、是非お立ち寄りください。(京都菓匠 若菜屋 原田太七郎)
若菜屋の代表銘菓「栗阿彌」は懐石料理の「栗の渋皮煮」をヒントに生まれた逸品。一つ一つ手作業で作りあげられた野趣豊かな味わいの素朴なお菓子です。