

京の町にカステラを広めたと言われるお店の和菓子「春庭良(カステーラ)」
大極殿本舗の焼き上げるカステラは、しっかりと感じる卵の味と、生地の上品な甘さと香ばしい焼き目、ザラメの食感が相俟って、何度でも食べたくなります。大正時代に使用していたものを復刻したハイカラな包装紙は、可愛らしいだけでなくカステラの言われや効能なども記載されており、読んで楽しむこともできます。
大切なお客様やお世話になった方へお持ちすれば、パッケージの懐かしさを感じさせるイメージと品のある味わいに会話も弾むに違いありません。
また大極殿本舗は、京の町にカステラを広めたお店とも言われています。大極殿本舗では、2代目が明治時代に長崎でカステラ製造技術を習得してきたことをきっかけにカステラ販売をはじめました。

代々の職人の熱意や技術が築きあげた、庶民にも手の届く上品な味わい
その後、昭和初期には京都電灯(現在の関西電力の前身)とカステラを焼くための電気釜を共同開発し、さらにカステラを庶民にも親しみやすいお菓子にしてきました。
京都市中京区の四条通周辺、「京の台所」とも呼ばれる錦市場の程近くに構える大極殿本舗の本店と、もともと店主の住居であった六角店は、慶應元年(1865年)に建築された建物。いまでも坂本龍馬など幕末の志士たちが店先を駆け抜けていきそうな建築当時の雰囲気を色濃く残していてます。
- 私どもは、カステラはあくまでも和菓子と考え、商品名を「春庭良(カステーラ)」としております。肩肘はらずに召し上がっていただけるお菓子ですので、ご家族との団欒や気のおけないご友人とのお茶など様々なシーンでご愛用いただければ幸いです。
厳選した良質の卵に砂糖、水飴、蜂蜜等を加えて攪拌し、小麦粉を混ぜ合わせ、専用の枠に流し入れ大型のオーブンで1時間、専門の職人がつきっきりで火加減を調整しながら焼き上げます。粗熱を取った後に手作業でカットした上で包装して発送いたします。
(大極殿株式会社 部長 芝田典弘)
1885年に創業し、京の町にカステラを広めたと言われているお店。今も昔ながらの窯を使用して作る「春庭良(カステーラ)」は、生地の上品な甘さと香ばしい焼き目、ザラメの食感が何度も食べたくなる味わい。