
厳選された米をアルプスの伏流水で仕込む逸品
宝永元年(1704年)創業、やんちゃ祭りで有名な飛騨古川の地で酒造りを営む蒲酒造。その蒲酒造・杜氏 藤井藤雄氏が醸すこだわりの「白真弓 純米吟醸 ひだほまれ」「白真弓 吟醸 山田錦」、にごりの新酒「初にごり」の3種を詰め合わせました。
「白真弓 純米吟醸 ひだほまれ」は、飛騨産の酒造好適米「ひだほまれ」を55%に磨きあげ、低温でじっくりと大切に醸し、お米の旨みを引き出しました。
上品に香る爽やかさを帯びた上立ち香、米の旨みを感じるまろやかな味わいが調和しています。香りがしぼまないよう、冷やしすぎず、10℃前後でお召し上がり下さい。和食をはじめ、、あっさりした料理によく合います。
「白真弓 吟醸 山田錦」は、厳選され55%に磨き上げた山田錦を醸した蔵元自慢の吟醸酒です。切れのある味わいとふくよかな旨み、飛騨の酒の特徴が品格良く感じられます。
最も寒い時期に仕込み、大吟醸酒並みの手間をかけ造り上げる一品。やさしく引き立つ吟醸香にフルーティな味わいとシャープなのある仕上がりです。
「初にごり」は収穫したての飛騨産の酒造好適米「ひだほまれ」と「ひとめぼれ」の新米で仕込んだ、新酒にごり酒です。吟醸酒と同じ酵母を使って丁寧にじっくりと低温で仕込んだ、あっさりとした甘さの、濃厚でとろみのあるまろやかな口当たりが楽しめる逸品です。
スパイスの効いた料理との相性が抜群で、冷やしてストレートはもちろん、ソーダやサイダーで割っても美味しくお楽しみ頂けます。
飛騨の風土や文化に想いを馳せながら、それぞれのお酒をお楽しみ下さい。
地元で愛される静と動を合わせ持つ酒蔵
城下町の風情を残す美しい町並みに代表される「静」と、祭に代表される「動」この二つの面を持つ古川の町で、 伝統を守りつつ飛騨に愛される酒づくりを続ける蒲酒造は、町と同様に昔ながらの酒づくりを続ける「静」の部分と、新しい酒に挑戦する 「動」の部分とを合せ持っている酒蔵です。
地元で愛され続けるために、なによりも大切にしているのが「変わらない味を届けること」。数多くの優れた杜氏を輩出している新潟・寺泊町出身で、この道50年以上の杜氏が、その年ごとに異なるお米の出来や気候を見極め、精米や吸水具合を微調整しながら、「味のしっかりした飛騨の料理が恋しくなる味。地元の人が毎日の晩酌で飲むような生活に根付いた日本酒」を生み出します。
- 宝永元年(1704年)初代 蒲登安によって創められた当蔵は、それから三百年の永きに渡り、水豊かな米処飛騨古川の地で、連綿と変わることなく酒造りをしてまいりました。
酒銘「白真弓」は、【ひだ】にかかる枕詞「しらまゆみ」に由来しております。万葉集には、「しらまゆみ 斐太の細江のすが鳥の妹に恋れか いをねかねつる」(巻代十二)の一首がありますが、なぜ「しらまゆみ」なのかは、飛騨に檀(まゆみ)の木が自生していたからだろうといわれております。
現在では、古川人の気質を言い表す「やんちゃ」をいただきました「やんちゃ酒」も大きなブランドに育ち、白真弓、やんちゃ酒を主として、発泡酒や高濃度酒、低アルコール酒など多彩なお酒をとりそろえております。
酒造米は、県内産の酒造好適米「ひだほまれ」を主とし、コクがあってなおかつ後味がすっきりとする、うまさを感じながら飲める酒造りを目指しております。その酒造の技は、数々の品評会、鑑評会において毎年入賞しておりますことからも認められております。
燗してよし、冷でよしの白真弓。新しい清酒のあり方を追求しながらも、永年地元の方々に愛され、育てられてまいりました酒の味わいを大切に、守ってゆきたいと思っております。
(有限会社 蒲酒造場 蒲敦子)
宝永元年(1709年)創業、飛騨古川の地で酒造りを営む蒲酒造。杜氏 藤井藤雄氏が醸すこだわりの逸品の詰合せです。お米が違う2種の飲み比べと、この時期しか味わえない「初にごり」をお楽しみ下さい。