

木造和船と伝統漁法を継承する現役川漁師
長良川鵜飼で有名な清流長良川。結の舟は宮内庁式部職・鵜匠6人が暮らすエリアに4艘の木造和船を所有し、18の漁法を用いて天然鮎を水揚げしています。木造和船と伝統漁業を継承する65歳以下では唯一の現役世代として、清流文化を未来に繋ぎます。

鵜飼屋地区に伝承される鮎鮓
美濃国の鮎鮓は、かつて尾張藩に保護され江戸をはじめとする諸藩主大名や京都の公卿らへ献上された歴史を持ちます。製法は鵜飼屋地区に伝承される昔ながらの木桶仕込み。30日間発酵された「鮎鮓」は乳酸発酵により頭部、骨などの部位は柔らかく仕上がっています。現役川漁師がお届けする逸品をぜひご自宅でお楽しみください。
〜お召し上がり方〜
1尾ずつ真空包装のうえ冷凍便にてお届けいたします。解凍後、表面の水気をペーパーでふき取り、食べやすい大きさに切り分けてお召し上がりください。

長良川を舞台にした新しいスタイルの舟旅
大切なパートナーである漁舟を一般開放し、観光ツーリズムを組み合わせた新しいスタイルの舟旅も手掛けています。舟旅では「川漁師の目線」「五感で長良川を体感」をモットーに、長良川中流域に伝えられる伝統漁法の紹介・実演や、淡水魚たちの生態、さらには水面下に棲息する生き物たちが発するメッセージなどをお客様と共に分かち合います。
- “ホンモノ”の天然鮎をご存知でしょうか。 天然鮎の寿命は儚き1年。その生活史において特徴的なのは海と川の両方を必要とすることです。これを両側(りょうそく)回遊とよびます。つまり天然鮎は回遊魚なのです。さらに成長段階に合わせて食性が変化するおもしろい魚。最も有名な天然鮎の習性といえば、成長期に苔を求めて川を遡り、川底に縄張りを形成して上質な苔を独占すること。つまり食品における原材料表示では同じ「鮎」ですが、短い生涯に辿ってきた彼らたちの生息環境や営みを想像すれば、“ホンモノ”かどうかは目の前の鮎たちが私たちにちゃんと語りかけてくれています。日本の風土が育んだ傑作品を天然河川から水揚げし、皆様の食卓にお届けするお手伝いを岐阜長良川からさせていただきます。(結の舟 平工 顕太郎)
かつては江戸の将軍家にも献上されてきた歴史もある、岐阜県鵜飼屋地区に伝承される製法で製造した「鮎鮓」(鮎のなれずし)。乳酸発酵により柔らかく仕上がった逸品を1尾ずつ真空包装のうえ冷凍便にてお届け。