

中島醸造の蔵元の中島さんは、食中酒として食事と一緒に楽しめる酒造りを大切にしていると話していました。
中島さんのおっしゃる通り、純米酒、純米大吟醸酒、生酒、どのタイプでも「どんなお料理と一緒に飲もうかな」とペアリングを考えるのが楽しくなる味わいです。
また、年度により味わいも変わるので、その違いを感じることも毎年の楽しみの一つです。
〜小左衛門 瑞ノ盞 MIZUNOUKIについて〜
盞(うき)とは小さな盃の古語。《瑞浪》の風土で醸したお酒が、小さな盃《盞》に注がれ、感謝の気持ちや喜びの波紋となるようにと想いを込め「小左衛門 瑞ノ盞 MIZUNOUKI」と名付けられました。
掛米に愛山、麹に山田錦と、二種類のお米を使用した純米大吟醸。コクや旨味がありながらすっきりとしたキレも感じられ、双方のお米の特性が活かされたお酒です。

岐阜県瑞浪駅から徒歩15分ほどの場所にある中島醸造は、きれいに整備された中庭があり、中央にある樹齢約70年の御神木が酒蔵のシンボルとなっています。その中庭で年2回開催される蔵開き「春の宴」「秋の宴」には全国からファンが集まり、とても賑わいます。直売所でお酒を購入し、瑞浪の景色を見ながらの「一杯」も良いですね。
ぜひ、すてきな酒蔵を訪れてみてください。
- 初代中島小左衛門が酒造りを始めた江戸中期・元禄十五年(1702年)から300年を迎えようとする西暦2000年、地域と世界の架け橋になる日本酒となるようにと、世界を見据え誕生させた新銘柄が初代の名を冠した「小左衛門」です。
当蔵は、東美濃地域の山の恵みが作り出す、敷地内の井戸水を酒の仕込み水としています。口あたり柔らかく、なめらかな水。日本酒は、水と米と米麹、そして発酵という時が織りなす美酒です。酒造りで人ができることは、水と米の力に逆らわず、少しの技術を添えることと考えています。日本人の日本酒離れと言われ久しいですが、着慣れたお気に入りのTシャツのような普段使いのお酒もあれば、パリッと一張羅の晴れ着のような特別なお酒など、多様性を意識しながら、これからも皆に日本酒の美味しさを伝える作り手であり続けたいと思います。
上立ち香は穏やか、口あたりなめらかで飲み心地良く、含みにパイナップルやマスカットのような香りも感じられます。甘みと酸の調和がとれたキレのある味わいです。ワイングラスで飲むのもおすすめです。