常滑産のブドウで造った常滑ワイン
伊勢湾を望む自然豊かな愛知県常滑市の丘。国家戦略特区の指定を受け開業したワイナリーレストラン「サンセットウォーカーヒル」の隣にあるのが、ワイナリー「ネイバーフッド」。英語で「近所」という意味の言葉には、地元産品を扱う信念が込められていて、常滑産のブドウを使いワインが醸造されています。全体的に豊かな酸を持ち、フレッシュで果実味溢れたワインがテーマ。熟成期間は3ヶ月ほどで、口当たりや鼻から抜ける香りにこだわり、誰でも気軽に飲めるワイン造りを行っています。
誰でも気軽に飲める常滑ワイン
常滑シャルドネ2021
その知名度と人気のため「白ワインの女王」と呼ばれているシャルドネ。ブドウは小粒で果皮は薄く、風味がニュートラルで強い個性を持たない反面、その地域性が色濃く反映されます。常滑は焼き物の町、粘土質な地域のため、水はけが悪い反面、ミネラルがとても豊富な地域。その風土をストレートに反映した土っぽさと酸味が特徴です。ミネラルと酸は結合しやすいため、この暑い地域でも酸が抜けない、むしろ酸が鮮やかなワインに仕上がっています。
- 常滑ワインの始まりは米国オレゴン州ポートランドで見た美しいワイン造りの光景でした。それが現実になった今、あたりまえのように常滑ワイナリーは存在していますが、そこに至るまでは困難の連続でした。常滑市の温暖な地域でブドウが育つのか?莫大な資金が必要、そしてワイン完成まで最低6年…。様々なハードルを超えられたのは、「人々はすべからく幸福になる権利を持ち、その幸福が満ち溢れている人生は素晴らしいものだ」と信じていたから。自分たちで育てたブドウで造るワインですべてのお客様に幸福をお届けすることが、私たちの信条です。
(ワイナリー ネイバーフッド 醸造家 馬場憲之)
「鮮やかな酸」を持つシャルドネです。常滑市で栽培されたぶどうを使い、常滑の風土をストレートに反映したミネラル感と酸味が特徴で、爽やかなワインに仕上がっています。冷やしてお飲みいただくのがおすすめです。