駅長さん探訪 第10回 東海道本線 米原駅(滋賀県 米原市) 駅長さん探訪 第10回 東海道本線 米原駅(滋賀県 米原市)

目的地に向かう通過点に過ぎないのに、
記憶の片隅で時々かけがえのない存在感を持つ場所。
駅にはそんなところがあるような気がします。

東京、名古屋、新大阪間を結ぶ東海道新幹線、
及び名古屋・静岡地区の都市圏輸送を中心とした
12線区の在来線を運営するJR東海。
沿線の駅数は約400。
大都会、ビジネスの中心地にある駅、
観光に訪れるお客様で賑わう駅、通勤・通学に
地域の皆様に普段ご利用いただく駅。

駅の顔として、皆様に安全に、
快適に目的地に向かっていただくお手伝いをするのが
駅長さん。
いいものを探しに出かけたら、
こんな駅長さんに出会いました。

駅長おすすめ おらが町のいいとこ

自然あふれるスポットが点在

滋賀県の中央に位置する日本最大の湖、琵琶湖。滋賀県の面積の6分の1を占める670kuは淡路島よりも広く、エリアによってさまざまな表情がみられます。自然の豊かさを満喫できる北部や、寺社仏閣や文化的施設の多い南部など、たくさんの魅力があります。
 米原駅は湖北と呼ばれる北部に位置し、滋賀県で唯一の東海道新幹線の停車駅となっています。米原駅は秀吉ゆかりの城下町長浜と井伊家35万石の城下町彦根に挟まれた町です。

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また、江戸時代には中山道61番目の宿場町であった「醒井宿」も近く、醒井の地名の由来ともなった「居醒の清水」を源流とした地蔵川の流れに沿って、今も風情ある町なみが続いています。醒井宿には全国でも珍しく、宿場をきりもりした施設「問屋場」が昔のままの姿で残っており、往時のにぎわいを伝えています。また、地蔵川には約500mに渡って梅花藻が生息していますので、可憐な白い花の絶景を見ることができると人気のスポットとなっています。

写真2

からだにうれしい おいしい湖国

自然豊かな滋賀には、古くから受け継がれる郷土料理がたくさんあります。その料理はどれも体にやさしく、滋賀の魅力のひとつとなっています。冬の季節にお勧めは「真鴨」です。内陸部や川沿いで期間限定の猟が許されており、鴨鍋で食べるのが定番です。
 また、滋賀に来たら是非食べていただきたいのが「近江牛」です。日本三大和牛のひとつともいわれ、美しい霜降りときめ細やかで繊細な肉質が特徴です。サシと赤身の絶妙なバランスが味わえるステーキがお勧めです。

写真3

今回登場した駅長さん

 駅長

米原駅
草崎 弘和駅長

米原で一番好きな風景はなんですか。
賤ヶ岳山頂から見た琵琶湖です。羽柴秀吉と柴田勝家による信長の後継者争いの舞台となった古戦場からリフトで6分の山頂には、戦跡碑や武将の墓などがあり、景勝地としても有名で湖北の美しい景色を眺められます。
次に登場する駅長にお渡しするなら、(米原の)どんな名産をお渡ししますか。
焼津駅長から、おでんの具「いわしはんぺん、ちくわ、揚げものを詰合せ」をいただきました。この季節にはぴったりで酒のおつまみに最高でした。米原駅からは、琵琶湖を囲む6つの酒蔵の酒粕を贅沢に使った湖のくに生チーズケーキを送ります。
  • 風景1
  • 風景2

※駅長は取材当時です

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