目的地に向かう通過点に過ぎないのに、
記憶の片隅で時々かけがえのない存在感を持つ場所。
駅にはそんなところがあるような気がします。
東京、名古屋、新大阪間を結ぶ東海道新幹線、
及び名古屋・静岡地区の都市圏輸送を中心とした
12線区の在来線を運営するJR東海。
沿線の駅数は約400。
大都会、ビジネスの中心地にある駅、
観光に訪れるお客様で賑わう駅、通勤・通学に
地域の皆様に普段ご利用いただく駅。
駅の顔として皆様に安全に、
快適に目的地に向かっていただくお手伝いをするのが
駅長さん。
いいものを探しに出かけたら、
こんな駅長さんに出会いました。
JR東海No.1の駅数! 飯田線
飯田線は、伊那電気鉄道をはじめとする4私鉄が運行していたものを国鉄が一本化してできた路線で、JR東海で最多の駅数を誇ります。沿線には温泉地や自然豊かな観光地が点在しており、特急「伊那路」を運行するとともに、線区の特徴を活かした急行「飯田線秘境駅号」で秘境駅を楽しんで頂くなど、魅力の向上に努めています。さわやかウォーキングは、毎年、春・秋実施しており、地元地域の皆さまと連携させて頂きながら、ご満足頂けるコースを設定するなど、お客さま目線を大切にしております。また、飯田駅は、飯田特産のリンゴをイメージした赤い駅舎が特徴です。ここは是非一度、秘境駅と共に、実際に見に来て頂きたいと思います。
自慢の特産品をめしあがれ
飯田地区は、本当においしい農産物に恵まれています。名産のリンゴや市田柿、栗などは非常に有名ですが、それらを使ったお菓子などの加工品も逸品が多いです。例えば、市田柿にクリームチーズを挟んだミルフィーユや干す前の柿を使ったシャーベットは人気があり、贈り物としても喜んでもらえます。私の故郷の松川町もリンゴの一大産地ですが、果実そのままはもちろんのこと、ジュースや近年ではリンゴで作ったお酒「シードル」を作る生産者が増えているようです。その他、信州を代表する果実である桃・ブドウをつかったワインは非常においしいです。
肌で感じてほしい 飯田の魅力
このように、この地方は他のエリアとは一味違った観光名所や特産品などの「いいもの」で溢れております。スロートラベルで四季折々の景色を楽しむとともに、この地が育んだ特産品などを満喫して飯田線沿線の魅力を肌で感じて下さい。是非、飯田地区へお越しください。お待ちしております。
飯田駅
大坂勝典駅長
- 飯田で一番好きな風景はなんですか
- 飯田は良いところが沢山あります。その中で特に私が好きなのは、天竜峡駅の直ぐ近くに天竜川を渡る姑射橋があり、そこから眺める渓谷が好きです。天竜峡一帯は、色々な角度で渓谷を楽しめます。良い眺めです。是非散策してほしいです。
- 次回登場の高山駅長に贈り物するなら(飯田の)どんな名産品を選びますか
- やはり地元の「りんご」です。ワインやジュースも評判が良いです。それから干し柿を加工したスイーツも美味しいです。食べると絶対に満足します。高山駅長!是非この二つ、食べて下さい!
※駅長は取材当時です