年中みかんのとれるまち。
三重県御浜町は、温暖多雨の気候が特徴の紀伊半島の南東、三重県の南部に位置し、
熊野灘に面した七里御浜の海岸線に沿った地域で、「年中みかんのとれる町」として知られています。
美しい七里御浜から潮風が吹き上げる、山の斜面で育つみかんは、その味わいを深くさせています。
かきうち農園は、この御浜市で12ヘクタールのみかん畑で、年中色々な種類のみかんを栽培している農家です。
自宅で食べても、贈答先の大切な方が食べても、満足してもらえる美味しさをお届けしたいと、
生産から出荷まで最良の方法を考え、創意と工夫を繰り返しています。
旬の美味しさを潮風に乗せて
かきうち農園のみかん畑は、日当たりの良い斜面で、岩がごろごろしている水はけの良い土壌、潮風が運ぶミネラル分に恵まれ、甘くコクのある濃厚なみかんができる条件が揃っています。
園主は、堆肥による土づくり、手入れによる健全な樹づくり、水分管理等の工夫はもちろん、樹を毎日愛情をもって観察する事で気づく樹の変化を感じて、あるべき姿になるよう樹と対話をする事がおいしいみかんができる秘密だと教えてくれました。
また、かきうち農園では「樹上で完熟したものを収穫し、一番みずみずしい、もぎたての鮮度で出荷する」ということを一番のこだわりにしています。自宅で食べても、贈答先の大切な方が食べても、いつも同じ美味しさをお届けできるようにスタッフのみなさんが創意工夫をしています。
樹上完熟で味わいが良くなったタイミングで収穫してお届けします。ジューシーな味わいがくせになる美味しさです。
つくり手のこだわり
御浜町のみかんづくりは200年以上の歴史があります。熊野灘とみかんを育てる山が驚くほど近い独特の地形や、みかん栽培に適した水はけのよい土壌が、昔からおいしいみかんを育ててきたのです。私は20代は京都で電機メーカーで会社勤めをしておりましたが、父が亡くなると同時に、故郷の御浜町へUターンし、家業のみかん農園を引き継ぎました。まったくの素人からの出発でしたが、「作るなら誰よりも美味しいみかんを作ろう!」との思いから、一から栽培の勉強を始めて、現在約12ヘクタールのみかん畑で1年を通して収穫できるようになりました。
みかんづくりは、1年中手がかかる大変な仕事です。一所懸命に作ったみかんを、お客様が「おいしかったよ」と言ってくれるひとことで、次はもっと美味しいみかんを作ろうという気持ちになります。これからも、かきうち農園は、お客様が元気な笑顔になれるような、みかんづくりをめざしていきます。
(かきうち農園 園主 垣内清明)
秋の到来を告げる青い温州みかん。皮を剥いだ時に、さわやかな柑橘の香りがします。その酸味に根強い人気があります。樹上で完熟してから収穫しますので、畑でもぎとったそのままの美味しさをお届けいたします。