

富士山の天然水「富士桜命水」でつくるビール
富士桜高原麦酒は、富士山の懐、北麓の素晴らしい環境の中で醸造をしています。キラリと輝く特徴を持たせた醸造方法やこだわりの素材等、小規模な醸造所ならではの環境を活かし、それぞれのビールに味の個性を持たせ、美味しい地ビールの醸造を日々目指しています。
富士山玄武岩石層という天然の濾過装置で30〜40年かけて浄化され、富士北麓の標高1000mに位置する採水地の地下150mから汲み上げられる天然水「富士桜命水」。この水にはミネラルが豊富に含まれていることから、酵母発酵が促進され、美味しいビールが出来上がると言われています。
ドイツで100年の歴史を持つ国家認定校「デーメンス醸造専門校」で学んだ醸造士が、その技術を取り入れ、更に昔ながらの「オープン発酵タンク」を使用することで、本場ドイツの伝統的な味へのこだわりを持って醸造を行っています。

(ピルス)
厳選されたドイツ産のビタリングホップとアロマホップが醸し出す奥深い香りと苦みに加え、前面に押し出されたモルトの豊かな風味が特徴です。ピルスナー本来の爽快なのどごしとともにジャーマンスタイル独自の苦みとフローラル、そしてほのかにスパイシーな香りを最適なバランスで実現しています。
※インターナショナル・ビアカップ2015 銀賞受賞
(ラオホ)
富士山麓の豊かな森に囲まれたブルワリーで、木々の香りを愉しめるようなビールが作りたい。そんな思いから生まれた超個性派”の「スモークビール」です。麦芽を乾燥させる際にブナのチップで燻製することで、燻製食品のようにスモーキーな香りと風味を醸し出しています。モルトのまろやかなフレーバーも大きな特徴一つで、和食をはじめ、幅広いお食事とマリアージュを演出してくれるビールです。
※World Beer Awards2015 世界最高賞、インターナショナル・ビアカップ2015 銀賞受賞

(ヴァイツェン)
麦芽の50%以上が小麦麦芽のエールビールです。富士桜高原麦酒醸造所では、日本でも数少ないオープン式発酵タンクを使用しており、発酵段階でタンク上面に浮いてくる混じり気のない酵母だけを回収することで、生まれたてのフレッシュな酵母を何度も使えるようにしている点が特徴です。発酵を繰り返すうちに生まれてくるのが、「富士桜高原麦酒オンリーワン」ともいえるバナナのようなクローブとエステルの香りです。
※World Beer Awards2015 アジア最高賞受賞
(シュヴァルツヴァイツェン)
ヴァイツェンをベースに7種類のモルトを絶妙にブレンドして、これまでにないコーヒー豆のようなロースト香にヴァイツェンのクローブ香が重なる甘香ばしさ”を実現しました。酸味を抑える独自の製法によって、黒ビール特有のキレとロースト、カラメル香を存分に引き出したまま、ヴァイツェン特有のフルーティーな香りとフレーバーを共存させました。お肉料理全般やスイーツとの相性が抜群です。
※World Beer Awards2015 アジア最高賞受賞
- ドイツ「デーメンス醸造専門学校」で本場ドイツの醸造技術を学ぶために渡独したのが十数年前。現地で初めて飲んだ「ヴァイツェン」の震えるような旨さは今もはっきりと覚えています。醸造技術を学ぼうとする立場だったからかもしれませんが、飲んだ瞬間に作り手の想い”を感じました。技術だけではなく閃きや感性が不可欠な醸造現場でもありますので、これからも作り手の想い”をビールに込めていきたいと思います。今では、「日本には本場のブルワリーに負けない真のドイツビールがある。それが富士桜高原麦酒だ」という自信があります。
酵母が発酵してビールとなっていく過程で、酵母の機嫌、香り、色合い、そして味わいと、様々な要素となって語りかけてくるビールとの対話が現場にはあります。こういったビールとの対話を大切に、これからも、富士山の天然水「富士桜命水」でつくり上げるさらに美味しい「富士桜高原麦酒」をつくり続けていきたいと思います。
(富士桜高原麦酒 醸造責任者 宮下天通)
天然水「富士桜命水」で作る個性豊かな地ビールの詰合せ。日本でも親しまれているラガービールの「ピルス」、「ラオホ」に加えエールビールの「ヴァイツェン」「シュヴァルツヴァイツェン」をお楽しみいただけます。