
伝統の技を守り、新たな風を伝える
かつて平城宮を中心に、興福寺、東大寺をはじめとする数々の堂宇がつくられ、今もその名残りをとどめる悠久の都・奈良。江戸後期、この奈良の地に創業した「萬々堂通則」は、長きにわたる伝統の技を守りつつ、時代に合った新しい和菓子づくりにも挑戦しており、地元でも愛されている名店です。
歴史とともに熟成された奈良の豊かな情感や風趣を表現したお菓子は、シンプルな素材だからこそ職人の技が活きており、つくり手のこだわりや生真面目さが伝わってきます。

春の訪れを告げる、季節限定の「糊こぼし」
東大寺二月堂で奈良時代から続く伝統行事、「お水取り」。例年3月1日から14日まで本行が行われ、終わるころには冬が明けていることから、春を告げる行事として知られています。
萬々堂通則の「糊こぼし」は、毎年この「お水取り」の時期にあわせてつくられる、椿の花を形どった可愛らしい生菓子。
箱を開けると、椿の花を形どった美しい生菓子がおさめられています。目で楽しみ、舌で楽しむ。まさに季節を感じ楽しむことのできる和菓子です。口の中でさっと溶けてゆく上品な味わいをご堪能ください。
※毎年2月上旬〜3月中旬のみの、期間限定でのお届けとなります
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萬々堂通則は江戸後期に創業以来、約200年もの間、長きにわたる伝統の技を守りつつ、当店ならではの和菓子を作りたいという思いで日々挑戦を重ねております。
当店のお菓子を通して、皆様に奈良の文化をお伝えできればと思います。
(株式会社萬々堂通則 五代目 河野 通輝)
春を告げる行事として知られる東大寺二月堂の「お水取り」の行事にあわせてつくられる、椿の花を形どった、季節限定の可愛らしい生菓子。 口中でさっと溶けてゆく上品な味わいをお楽しみください。