自然と一緒に「皮ごと食べられる果実」をつくる
扇屋農園の水野さん家族は、「木から落ちた実や葉は自然に帰り、豊かな土壌を作る」という自然の循環を大切にしています。剪定で出る木や摘果した実から肥料を作り、生き生きと広がる多品種の雑草に住むカエルやクモは、人間が害虫と呼ぶ虫を食べてくれるなど、生物の関わりあいを感じる農園です。安心して皮ごと果実を食べる人々の笑顔を思い浮かべながら、自然と一緒に果樹を育てるステキな扇屋農園さんの果実をぜひ食べてみてください。
扇屋農園のある長野県松川町は、雄大に広がる中央アルプスと南アルプスに囲まれた南信州の里山です。昼夜の寒暖差が大きく果樹園が多く、果物の甘さを生み出す好条件の地域です。「くだものの里」と呼ばれています。
扇屋農園では、りんごや梨、桃などの果物と、季節の果実のジュースやジャムを作っています。直売所では、果物のほか、知人が作る旬のお野菜もたくさん並べらぶこともあります。
ぜひ、のんびりと松川町の扇屋農園を訪れてみることをおすすめします。
何度でも行きたくなる場所です。
- 扇屋農園は、いまは亡き祖父がりんごを植え育て、祖母が農園を守り続けてくれたことから始まります。その後、父母、そして僕らへと受け継がれ育ったりんごの木は、樹齢40年を超えるものもあります。なににつけても年をとると深みが増すと僕は思います。果樹も同じく、若い木に成る実も良いですが、年を重ね落ち着いた木に成る実はやはり美味しいです。
そんな古木をこれからも大切にし、次に手渡していけたらと感じています。農業を楽しみながら、この仕事に身を置ける環境に感謝しながら、心を込めて美味しい果樹を作り続けます。(扇屋農園 水野)
南信州で生まれた「南水」。シャリッとした食感で、あふれ出る豊富な果汁から口いっぱいに広がる濃厚な甘さが特徴です。みずみずしい旬の梨を長野からお届けします。ひんやり冷やしてお召し上がりください。