

蜜がたっぷりと入った小布施のりんご
長野県の北部に位置する町、小布施。
葛飾北斎が晩年を過ごし、小林一茶や佐久間象山など当代一流の文化人の交流拠点であった歴史豊かなこの町は、千曲川東岸に広がる豊かな大地が育む、栗やりんご、ぶどうの産地としても有名です。
特にりんごについては、寒暖の差が大きく、雨が少ない気候のおかげで、色が濃く、蜜がたっぷりと入った果実に育ちます。また、ふじ、シナノゴールド、秋映、紅玉、グラニースミス、ブラムリーアップルなど、甘みと酸味、コクとすっきり感、さらに少しずつ旬の時期も異なるといった、バリエーションに富む栽培品種の多さも小布施町の特徴です。

信州・小布施町が大切に育てているブラムリーのジュース
日本では、1980年代に入るとリンゴの販売量が減り、梨やぶどうに切り替える農家が増えてきました。そんな折り、小布施町出身でリンゴ農家の四男に生まれ育った荒井豊氏が、故郷のリンゴ農家の衰退に心を痛め、町おこしになるものを探していた時に、イギリスのリンゴ生産量の45%を占めていて、料理やデザートで親しまれているブラムリーというリンゴがあるという話を聞きました。
そして、荒井氏の導入提案に小布施町長が賛同し、小布施町は、ブラムリーを含む5種類の料理用リンゴの穂木をイギリスの英国王立園芸協会ウィズリーガーデンから譲り受け、1991年に日本で栽培を開始しました。
近年、この料理用リンゴという新しい食材の魅力と特性に料理専門家やパティシエ、愛好家などの間でも注目が高まっています。
ブラムリージュースは、すっきりとした喉越しと芳醇な香り、そしてびっくりするほどパンチのある酸味が特徴です。
信州・小布施町が大切に育てているブラムリーを是非ご賞味ください。
- 小布施町は、松川、篠井川に挟まれた扇状地と千曲川の沖積地帯からなり、年間降水量約900mmと少雨で、日照時間が長く、内陸性で昼夜の寒暖の差が大きく、果樹の生育に適した環境となっています。
この寒暖の差が大きいことが美味しい果物ができる条件となります。夜気温が下がり、植物が呼吸を控えることで、余分なエネルギーを消耗しないため、味が乗り美味しい果物ができるのです。また小布施町は周りに山が少なく日照時間が長いため糖度の高い果物ができるのです。
小布施町では生産者、行政を小布施町振興公社が繋ぎ、三位一体となって、このようなフルーツを育てている町の良さを広く全国に知ってもらいたいと考え、地産品の加工販売をしています。
是非、小布施のフルーツをご賞味いただき、小布施を感じていただければと思います。
(一般社団法人 小布施町振興公社 小布施屋 マネージャー 吉澤 隆行)
自然のめぐみたっぷり。びっくりするほどパンチのある酸味が特徴的な信州・小布施産の英国生まれのブラムリーが味わえるジュース(2本入り)です。