


odai fragrant moss(アロマを楽しむ苔玉)
- 7,480円(税込)
- セット内容:苔玉(季節により苔の種類や状態は変わります)、コルク栓付きガラス瓶、50mlアロマスプレー、ソイル 、説明書
配送温度帯:冷蔵(7〜9月)
お知らせ:
・写真はイメージです。苔の種類とサイズは、季節により変わります。
・直射日光を避け、半日陰で生育管理してください。
・苔玉を長持ちさせるために、水やりの際に水道水のご使用は控えてください。同封のアロマスプレーや市販の蒸留水等をご使用ください。
・配送時期により苔を固定する糸が見える場合がございますが、苔の生育に影響はございません。 - 送料 / 原材料名・成分 / サイズ
カラー・サイズを選択してください。

町の約90%が森林という、緑に囲まれた三重県大台町。
日本三大渓谷の一つとして知られる「大杉谷」を中心とした町一帯がユネスコエコパークに認定されています。
東西に細長く広がる町には、約90kmに及ぶ県下最大の河川「宮川」が流れており、
日本の滝百選にも選ばれている「七ッ釜滝」をはじめ、四季折々に広がるすばらしい景色が、人々の心を癒やしています。
深い森には何百年もの年月をかけて成長した木々が立ち並び、川にはアマゴが泳ぎ、水のきれいさを象徴しています。
大台町の一番の特徴は、500種類以上といわれる様々な広葉樹や針葉樹が生育しているということ。
このような多様性のある森は、日本でもめずらしい環境です。


宮川森林組合は、大台ケ原から伊勢湾へと流れる「宮川」の源流の山々の緑を守っています。
ここにしかない自然をこれからも残していくため、「森づくり」に取り組んでいます。


森林は美しい空気を生み出します。美しい水も緑の山々から生み出されます。いずれも生命の源なのです。
また、緑の木々の根っこの力は、土地の崩壊や土砂の流出等の自然の脅威から、人や町を守ります。
美しい森林、豊かな自然を次世代へと引き継いでいくために、宮川森林組合は山や森林に関するあらゆる活動に取り組んでいます。
大台町の森林から採取して手作りした苔玉を、付属の芳香蒸留水で育てることで、
ほのかな香りが漂い、大台町の奥深い森を体感することができます。
苔は全て大台町の森林から採取したホソバオキナゴケ、ハイゴケ、ヒノキゴケを使用して職人が手作りしています。
付属の芳香蒸留水で苔を育てることで、大台町の奥深い森を体感することができます。

2020年11月に「いいもの探訪」で販売を開始した新商品「odai fragrant moss(アロマを楽しむ苔玉)」。
「苔」といえば、日本庭園や盆栽の魅力を引き立てる「名脇役」として想起されることが多いですが、
新商品では苔玉として「主役」に据えました。


三重県大台町で採取した苔を球状に丸め、クロモジ、タムシバ、ヒノキ、カナクギノキから抽出したアロマとともに
ガラス瓶にギュッと閉じ込めることで、インテリアとして楽しんでいただけます。
部屋やオフィスの中で大台町の自然を感じてもらいつつ、蒸留水を吹きかけながら苔の生育も楽しんでもらおうというのが商品コンセプト。
生育がうまくいくと苔から柔らかい黄緑色の新芽が顔をのぞかせます。

この苔玉を考案したのは「苔玉作家」として18年のキャリアを持つTOMOKO.さん。
苔玉づくりの体験教室を開いたり、展示会に作品を出品したりと幅広く活躍しています。
しかし、あまりポピュラーとは言えないこの苔玉、「いったい何なの?」という皆さんの疑問にお答えするべく、
「いいもの探訪」チームは、TOMOKO.さんの苔玉づくりの舞台裏に迫りました――。
JR紀勢本線「三瀬谷」駅から車でおよそ30分。登山道の脇に車を停めると、軽快な足取りで谷に降りていくTOMOKO.さんの背中を追いかけると、ほどなく一面が緑の絨毯に覆われた沢にたどり着きました。
透き通った豊富な水が流れる沢には、ごつごつとした岩や朽ち果てた木々がふかふかとした苔をまとい、心地の良いせせらぎとあいまって神秘的ですらあります。
「今日は最近の晴天続きで苔が乾燥していますが、雨が降った翌日の苔は鮮やかな緑に光輝いていてとってもきれいですよ」。

日によって姿や表情を変える苔の魅力を語るTOMOKO.さんは、大台町
の山を管理する宮川森林組合から特別な許可を得て、作品づくりに必要な森の恵みを調達しています。
さっそく苔の採取作業がスタート。園芸用スコップ大の道具を手に取ると大きな岩に生息した苔を剥がしだしました。
「森を守るために採取エリアは分散させ、岩の一面から苔を採取するときも、復元力を高めるために苔を残しておくことが大切です」と気を配りながらの丁寧な作業が続きます。


日本に生息する苔の種類はなんと2000近くもあるようですが、新商品に用いる苔は3種類。まず一つ目は、”苔界のエース”とTOMOKO.さんが高く評するホソバオキナゴケ(細葉翁苔)、通称ヤマゴケ(山苔)。都会ではほとんど生息せず希少性の高いこの苔は、育てやすく色も鮮やかで苔玉には適しているといい、苔玉の上部に乗せることで苔の存在感を発揮させます。
次はハイゴケ(這苔)。読んで字のごとく這うように生えるためこう命名されたこの苔は、シート状に生息しているので苔玉の周囲をぐるりと巻き付けます。最後に飾り付けに用いるヒノキゴケ(檜苔)。檜の葉のような形が特徴的で、苔玉のアクセントとして最適のようです。
それでは三種の苔が揃ったところで、場所を移して苔玉づくりに入ります。
ここからは、TOMOKO.さんの解説付き動画でお楽しみください。
以上が苔玉づくりの舞台裏となります。苔玉に少しでも興味を持っていただけましたでしょうか?
ちなみに、TOMOKO.さんはこの他にも苔玉と枝木を組み合わせることで、苔玉によって四季を表現したり、苔玉を置く器を変えることで空間にあった演出を施したりと趣向を凝らした作品を数多く手掛けています。
奥が深い苔玉の世界ですが、新商品はさまざまなシーンにしっくりとくるデザインになっているのでご安心ください。
「巣ごもり」生活が続く中、ホット一息、リフレッシュできるアイテムとして、ここ大台町から皆さんにお届けします。

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Step 1苔玉を取り出し、保護フィルムを取り外す。
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Step 2ガラス瓶底へ、ハイドロボールを敷き詰める。
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Step 3結び紐で吊るしながら、もしくはピンセットを用いてゆっくりとハイドロボールの上に置き、紐をはさみで切り、引き抜く。
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Step 4苔玉へアロマスプレーを吹きかける。 目安:1回につき5プッシュ


TOMOKO.
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2003趣味で苔玉を作り始める
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2003おはらい町で路上販売を始める
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2013おかげ横丁で出店を始める
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2017おかげ横丁で苔玉展を開催
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2018おかげ横丁で苔展を開催
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2018伊勢シーパラダイスめおと岩カフェで、苔玉販売と苔玉体験を始める
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2019おかげ横丁で苔展を開催
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2019近鉄百貨店四日市店で出店を始める
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2020伊勢シーパラダイスめおと横丁で『苔と緑のパラダイス』展を開催
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2020近鉄百貨店四日市店で『苔玉展』を開催
その他、メディア出演多数


――大台町の魅力は?
大台町の魅力は、一言で現すと『豊かな自然』だと思います。私は大台町の山中にいると、人としてではなく、生物として、大自然の一部として存在することができる気がします。
自然回帰できるほどの広大な自然を、これからも大切に守りつつ、いろんな方に体感していただきたいと思います。
――苔の魅力は?
苔は一見地味で目立たず、目にとまることもあまりないかと思いますが、実は昔から存在していて、とても賢い生き物なんです。雨が降らない乾季は、自らを仮死状態にして過ごし、雨季が来たら繁殖の準備をするなど、状況に合わせて自らを変える力を持っています。
その上見た目は緑色で見る人に癒しを与え、手触りはふわふわしていて安心感を与えてくれます。雨に濡れるとしっとりと美しく色気すら感じることができます。
決して派手さはないですが、奥が深く、分かる人には分かる。ということろも、苔の魅力かと思いますし、その様な生き方、存在に私もなりたいと思っています。日本の国家にも歌われている『苔』に携わることができて、とても嬉しく誇りに思います。


豊かな自然の中、自然と生きる大台町だからこそ伝えられること。
それは、森や水があるからひとの営みが生まれ、その営みがあるから自然を受け継いでいけるということ。
この “Odai” は、わたしたちが日々の暮らしで感じている「自然」をかたちにしたものです。
私たちがお届けするもので、皆様の日々の暮らしをより豊かに、そして大台町の自然の豊かさを感じてもらえたらと願っています。
(天然素材供給元:宮川森林組合、製造販売元:サカキL&Eワイズ)
豊かな緑に囲まれ、自然とひとが共に生きる、三重県大台町。大台町の森林から採取して手作りした苔玉を、付属の芳香蒸留水で育てることで、ほのかな香りが漂い、大台町の奥深い森を体感することができます。