名水の一滴から香り高い麦酒へ
京都町家麦酒醸造所は、かつて歴史と伝統を併せ持つ京の酒蔵、キンシ正宗の酒を育んできた酒蔵。キンシ正宗では、この蔵に地麦酒作りのための設備を導入、丹精込めた京都の新しい味を発信しています。
仕込み水は、日本酒の醸造に使われていた「桃の井」の名水。また、世界的に下面発酵が主流を占める中、あえて独自の芳香とコクにこだわり、上面発酵を採用。これは、麦酒そのものの味わいだけを追求するのではなく、京の食文化に馴染み、根付いてゆくことのできる味を目指した結果です。
この「金鵄正宗 町家麦酒、花街麦酒 各3本セット」は、京都町家麦酒醸造所でつくられるビールの中でも、町家麦酒、花街麦酒の2種を各3本ずつセットにしました。
京都町家麦酒「かるおす」は、ケルシュタイプ。非加熱処理の生ビールならではの爽やかな香りとスッキリとした酸味のバランスが良い味わいです。魚料理や豆腐料理にもおすすめです。
京都花街麦酒「まったり」は、アルトタイプ。コクのある味わいとまろやかな味わいが特徴の琥珀色のビールです。アルトタイプのとろりとした甘さとほろ苦さは、肉料理や漬物との相性も抜群です。
大切な方への季節の贈り物としてもおすすめの逸品です。
京の名水と伝承の技を礎に、時代を超えて愛される至高の一滴
山紫水明の地、京都。酒造業が産業として形をなしたのは、多くの名水を育んできたこの京都からです。その京都の中で、天明元年(1781年)に京都・伏見に酒造業として創業したキンシ正宗は、京の名水「桃の井」と「常磐井」を使用し、京の料理人がたたえる、芳醇でまろやかな味わいを作り出す「京の酒」を200年以上にわたり造り続けてきました。
大切な方に感謝の気持ちを込めて、親しい仲間たちとの再会を祝って。様々な場面で、伝統あるキシン正宗だからこそできる新しい味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。
- 天明元年(1781年)にキンシ正宗を創業した初代松屋九兵衛がひたすら願ったのは、「人々が、松屋の酒を通じて暮らしの中に豊かな心を育み、更に人々の関わり合いの中で幸福になって欲しい」ということでした。
キンシ正宗は、この創醸者の精神を大切に、「これからも日本の酒の健康性、本当の美味しさを多くの方に知っていただきたい。そして、もっとたくさんの機会、人々のコミュニケーションに役立ち、様々な料理と共に味わい、楽しんでいただきたい」と願っています。また、良い酒、美しい酒造を通じて、日本文化の限りない魅力を伝え、培った伝統を継承してゆくことが使命であると考えています。
そして、この伝統の味を、私たちは、未来永劫引き継いでいきます。その一環として、京の酒として21世紀にふさわしい、新しい酒造りシステムを取り入れた「新常磐蔵」を平成7年に完成させました。
京に生まれ伏見に育って200余年。命の水と伝統の技を礎に、今後も多くの皆様に愛される「京の酒、キンシ正宗」を造って参ります。
(キンシ正宗株式会社 代表者 堀野恭史)
京都伏見で天明元年(1781年)創業のキンシ正宗が、京都町家麦酒醸造所で丹精込めて作り上げた京都の新しい地ビール。京都町家麦酒と花街麦酒、各3本セット。